掲載2010年5月8日
更新2010年11月3日
食習慣の改善について
― 私の食事方針 ―
現代の食生活の改善法については、多くの先達がいらっしゃる。そこであえて私の食事方針を語る必要もないような気がするが、少し前の私自身のように食事にまったく無頓着な人であれば、これぐらいのレベルの方がかえって参考になる可能性もあると思うので、恥をさらしておこう。
マーコラ博士は、人間には、大きく分けて「タンパク質型」「炭水化物型」「ハイブリッド型」の三種類の栄養タイプがあり、それぞれに推奨すべき食品構成が異なると述べている。要するに、万人に正しい食事内容というものは存在せず、人それぞれということである。だから、自分流を見つけるために、試行錯誤、考えたり、感じたりしていく必要があり、以下の内容が全て正しいと私が思っているわけではないことは前置きしておきたい。

私の若い頃には医者は、肉食が骨の形成に不可欠だといっていたものだ。しかし、これは嘘だ。穀物がゆを食べている人種よりも、我々の方が歯の質が悪いのは明白だ。これは食物に含まれる酵素の豊富さと関係があるのだろう。我々の食物の90%は本来の生物的特質をなくしてしまっているのだ。
現在、犬の50%は癌で死ぬという。自然は、犬を他の生き物を殺してその生肉を食らって生きるようにつくった。ところが、今日、犬はほとんど例外なしにパンと調理した肉を食べている。これが犬の癌の原因にちがいない。
もし今、子供に梨と肉のどちらを食べるかを選ばせると素早く梨を取るだろう。これは子供の本能なのだ。田舎に住む人間は1日14時間、新鮮な空気を吸っている。にもかかわらず、45歳くらいですっかり老け込むし、死亡率も高い。これは調理済みの食品しか食べないという食生活の誤りが原因なのだ。(1941年12月28日、アドルフ・ヒトラー 『ヒトラーのテーブル・トーク1941‐1944〈上〉』
より)

食べ物の選択を変えるということは、現在の食べ物の好き嫌いを変えることでもある。簡単に変えられる嗜好もあれば、なかなか変えられないものもある。特に甘いものが好きな人は大変だ。
無理に食べたいものを我慢しても、長続きしないだろう。ポイントは、精神力や忍耐力で食べ物の嗜好を抑制するのではなく、自然に食べたくなくなるのを待つことである。どうすれば自然に食べる気がしなくなるか?
自然に嗜好を変えるコツ
(1)知識を増やすこと。糖分を摂り過ぎた場合に、将来、どんな病気が待ち受けているか? それを知れば、白い砂糖は毒物に見えてくるはずである。人工甘味料を摂取すると何が待ち受けているか? それを知れば、怖くてソフトドリンクに手を出せなくなるだろう。
(2)胴体(胃など)の意見を尊重することである。われわれが通常、「おいしいものを食べたい」という欲求を抱く身体の部分、実際に甘いものやスナック菓子を食べたときに、「おいしい」と満足している部位は、頭ではなかろうか。胴体は、決して喜んでいない。食後に胃がもたれるのは、まさにその状態だ。
ヘルスレンジャーの勧める野菜ジュースを試してみた。食材が揃ってなかったこともあり、実にまずいジュースができた(その後、改良を加え、おいしいものになった)。頭は、拒絶したわけである。だが、飲んだ後に、いつもとは違い、腹部に妙な爽快感がある。通常、食後には胃に負担がかかり、眠気も感じる。そうしたものが一切ないのだ。これが身体が喜ぶ食事というものなのだろうと思ったのである。こうした経験を重ねていけば、身体と対話する能力も発達してきて、本当に自分が食べたいものが把握できるようになるのだろう(なお、事後になってしまうが、身体が賛成だったか反対だったかを知る一番簡単な方法は屁と糞の臭いである)。頭部の意見だけでなく、身体各部の意見も聞いて、民主的に食べ物を決めよう。そうすれば、「好きなもの」「食べたいもの」だけ食べることで健康になるはずだ。
身体が病気を「作る」ものを食べてしまう原因は、頭だけで選んでいることにある。
(3)常識をリセットする。食事の量も問題であるが、「1日3食」などという常識に囚われず、食べたくないときは食べないようにする。結果的に24時間食べなかったということもあるだろう。「おかずだけ食べてはいけない」(毎回の食事に必ず米かパンを主食にする)というのもリセットすべき常識である。
具体的な改善内容
基本方針は、狩猟採集時代の食事に近づくことである。ワイルドになるのだ。具体的には、自然に移行できる範囲で一つ一つ徐々に時間をかけて変えていくことになると思う。
例えば、ある食品を食べるのをやめたとする。その状況に一定期間慣れると、次にやめるべき食品が見えてくる。我々の身体は複雑多重な有害物質で飽和状態にある。ある意味、毒物に身体が慣れてしまって、鈍感になっている。だから、無理なくやめられるものからやめていけば、次にやめるべきものが浮上してくるのである。食べ物を全て改善してもまだ体調におかしな点があれば、例えば歯の金属に問題があるのではないかとか、家電製品の電磁波に問題があるのではないかと、ますます敏感になって次の問題に気付くのである。
そういう意味で、一気に変えるのではなく、無理なく時間をかけて考えながら変えていくと良いだろう。
外食・加工食品をやめる
と言いながら、いきなりハードルの高い項目になっているが、外食や加工食品は、材料や調理方法が自分でコントロールできない。もちろん、材料や調理方法が信頼できる場合には、良いと思う。例えば、いわしの刺身を外食するのは、自分でさばくよりもずっと効率的だろう。だが、ファミリーレストランのメニューやコンビニで売っている食品で健康に良さそうなものは、まず見当たらない。外食と加工食品をやめることは、食習慣を自分でコントロールする世界への登竜門になる。実生活で完全にやめるのは難しいと思うので、なるべく控えるというのが現実的だろう。宗教の戒律ではないので、ほどほどで。
サラダ油をやめる
真っ先に中止すべきなのが、サラダ油だ。外食や加工食品、スーパーの惣菜コーナーの食品には、コストの安い植物油が使用されているはずだし、自宅で調理する場合にも「コレステロール・ゼロ」という宣伝文句に安心してガンガン使っていると思うので、多くの人にとって大幅な食習慣の変化になるだろう。いきなりゼロにはできないだろうが、ゼロを目指すべきだ。
削減方法だが、そもそも油で加熱調理すること自体を減らす(油汚れが減るので、洗剤の使用量削減にもなる)。加熱調理したい場合はココナッツ油が良い。動物性のバターは、サラダ油よりは良いが、やはり避けた方が良い(マーガリンは最悪。また、チューブ式になったバターにはマーガリンが混入している。商品名ではなく食品表示に注意)。
脂肪そのものは身体に不可欠なので、オメガ3の豊富な亜麻仁油(フラックスシード油)、エゴマ油(シソ油)、オメガ9の豊富なオリーブ油などを摂取する。これらの不飽和脂肪は、加熱すると損傷するため、サラダや加熱調理済のものに加えて常温で食べる。(注意点として、オリーブ油には、メーカーが他の油を混入しているという情報があるので見極めが必要。本物は小豆島産手摘み緑果オリーブオイルのように高いが、エキストラ・バージン・オリーブ油は腐りやすく、保存が難しい。オメガ9が豊富とされるキャノーラは遺伝子組み換え菜種。)
「オメガ脂肪酸」等で検索するとインターネットにいろいろ情報がある。非常に錯綜しており、正反対の情報もあるのがわかるだろう。脂肪酸と各種オイルの分類については、「よくわかる!オイルの話」(愛犬厨房のごはん屋さん)がわかりやすい。各種油製品の情報は、金田油店のホームページが参考になる。
砂糖・人工甘味料をやめる
白い砂糖は最悪である。人工甘味料は更に危険である。では代わりに、どのように甘みを得ればよいのかとなるが、ステビア、アガービ、羅漢果、黒糖などあり、異説もあるので私も何が良いのか検討中である。ただ、理想を言えば、ニンジンやサツマイモ、果物がもつ甘みを生かした調理をすれば、こうした甘味成分は不要なはずだ。寺田本家の「花ゆらら」という酒は、酒なので米からできているわけだが、シロップのように甘い。
ソフトドリンクはもちろん、焼肉のタレ、お好みソースなど様々なソース、めんつゆ等、様々な味付液体には、HFCS(異性化糖)が入っている。これら高度に「専門化」したソースは、台所の場所を取って邪魔であるし、賞味期限が切れてしまう。一掃して、自分で作るようにしよう。また、醤油よりも塩を味付けのベースにする。
アメリカの最新情報(2010年5月,Acres USA)では、ナノ粒子とバイオテクノロジー(遺伝子組み換えを暗示する言葉)で開発したSenomyxという新しい人工甘味料ができたそうだ。これは食品表示では「香料」としか表示されないという。また、5%以下であれば「有機JAS認定」の加工食品にも使えるはずだ。いよいよ加工食品は避けるべきだ。
電子レンジをやめる
食べ物というのは基本的に生物だが、煮たり焼いたり、生物をなぶり殺しているような料理が多い。こうして加熱調理だけでも食物本来の「生気」を奪っているのに、さらにトドメを刺すように電子レンジにかけている。わざわざ発癌性物質を作っているようなものだ。そしてズタズタ、ボロボロになった、ウンコよりもひどいものを食べている。理想を言えば炭火だろうが、そうはなかなかいかないので、ガスやオーブン、トースターで加熱する。IHには電磁波の問題あり。
また、容器についても、プラスチックやアルミからは危険な物質が溶解するらしい。スチール製のカンであっても、ライニング(腐食防止の裏付け材)にBPA(ビスフェノールA)など危険な化学物質が使用されている。昔ながらの陶磁器や木製、ガラス製が良いだろう。
「精製」物を避ける
精製されたもの(つまり、美味しいところだけ)を食べることが、過剰なエネルギー摂取と排便困難(便秘)による腸内環境の悪化につながる。
具体的には、白米をやめて玄米に、小麦粉(うどん、パスタなど)をやめて全粒粉にする。玄米を食べる場合は、糠の部分に農薬が残留するので、無農薬栽培を選ぶ方がよい。また全粒粉パスタは、ソバのような味がするが、慣れるとおいしい。

【玄米と自然塩についての注意】玄米については強力な排毒効果があり、普通の食事をしていた人が玄米食に切り替えることで減量や体調が改善する。しかし、同時にミネラルも排出してしまうため、長期的には白米もしくは七分つきの方が健康に良く、玄米食は数ヶ月~半年程度に留めるのが良いそうだ。
私自身も整体道場をやっている時に体内毒素を出す目的で玄米菜食を徹底して指導してきました。そして玄米を10年以上食べ続けてきました。その時、甘い物一切食べないのに虫歯になる事がありました。どうしてか理解できませんでした。通院していた歯科医の先生も玄米を食べると虫歯になるよ!と言っていました。玄米のフィチン酸の強力な排泄作用がカルシウムを奪うのだと思います。
その他、玄米を食べ続けて体調が悪くなった人をたくさん見てきました。 玄米で数多くのガンや難病、生活習慣病が治り、どれだけの人が命を救われたことでしょう。その実績は誰もが知るところです。症状が消え、痛みが消え体調が良くなり、その効果は驚くべきものです。しかし、効果があったからずっと続けて良いと判断するのは間違いです。
また自然塩の「にがり」、野菜などの灰汁(あく)も良くないという情報もある。詳しくは、上記引用元の間違いだらけの健康常識・グローバルクリーンのホームページを参照いただきたい。

乳製品をやめる
「牛乳は元祖生物兵器だったのか?」の記事、「生活習慣病を予防する食生活」(外部リンク)を参考にしていただきたい。こうした情報と歴史的経緯から判断して、私は基本的に乳製品は食べないことにした。
野生の肉を食べる
肉が不可欠かどうかはよく分からないが、私は少し食べることにしている(その後、基本的に食べないことに変更)。肉食が正しいかどうかを自己判断する簡単な方法がある。スーパーでパックされた状態で肉を見ると平気だと思うが、屠殺から全て自分でやることを想像してみるとどうだろう? 野菜であれば家庭菜園で栽培・収穫するのに何の抵抗もないだろうが、動物を殺すのは余程空腹でなければ、気が咎めるだろう。休日の家族向けに「みかん狩り」や「いちご狩り」などのイベントはあるが、「牛狩り・殺したてバーベキュー」などは聞いたことがない。そうした屠殺が平然とできる人には、肉食が適しているだろう。
また、値段は高めになり、季節性があるが、鹿肉や猪肉ならば、野生なので抗生物質は注入していないし、GMエサを食べていないだろう(捕獲から解体までの期間、飼育している例もあるようだ)。森林の維持のために狩りは必要だそうだ。
魚については、大型の魚よりも小型の魚の方が、有害物質の蓄積が少ない。ツナ缶は水銀濃度が高いという報告がある(マーコラ博士は、魚は全面的に危険だと警告している)。鮮度という意味では、近海魚が良いだろう。
余談になるが、西洋人は、鯨などの野生生物には目くじらを立てるが、家畜については最初から食糧にする目的で育てているので殺しても平気という日本人には理解しがたい論理を真顔で語る。ここに人間中心主義=ヒューマニズムの真髄・極意が伺える。
水
基本すぎて忘れてしまいそうになるが、水は一番大事な食べ物である。近くに良質の湧き水があればベストだろうが、そうもいかないことが多いだろう。「歯の健康に良い」というインチキで水道水にフッ素を入れるという危険な計画もある。マーコラ博士によると、逆浸透膜(RO)方式の水道水濾過がベストで、殆ど純水に近くなるそうだ(有害物質が除去されるが、ミネラルも無くなる)。
現代の高度に加工・精製された食品にはミネラルが不足している。いくら食べてもまだ食べたくなるのは、身体がミネラルを渇望しているためだという。そうしたエンドレスな空腹感を満たすには、良質な食材、水、塩などでミネラルを補給しなければならない(具体的に何が良いかについては要調査)。
まとめ
以上の方針で進めていくと、最終的には、新鮮な野菜・果物、穀物、塩と水、そして若干の野生の魚と肉に絞られていくだろう(神社の供物のイメージ)。健康になり余分な体重が落ちる。そして、更に仙人のように極めれば、呼吸(水分も空気中にある)だけでOKになるはずだ。
(参考)具体的な食品の案内
アプトパラコメール 買い物リスト ~消費は政治パワー~
おまけ:運動とダイエット(減量)について
しばしば体重を減らすために運動する必要があると言われるが、私自身の経験では、これも大嘘である。自慢すべきではないが、翻訳中心の仕事でほぼ自宅に引きこもり状態で通勤程度の運動すらしていないにもかかわらず、上記のような食事改善だけで約40kg落している。というか、落ちた。期間は約1年、(もともと減量を目的としていなかったのでよく記録してないが)たぶんピークは97kgぐらいあったはずで、現状58キロ前後である。
だから体重(肥満解消)という意味では、食事がすべてではないかと思っている。しかも食事の「量」ではなく、食べ物の選択である(特に油と糖)。私はそれほど空腹を我慢している覚えはなく、基本的には好きなときに好きなだけ食べている。一般にダイエットをする人にはタブーらしいが、深夜、寝る直前に食べたりもする。
具体的な油や糖(炭水化物)の選び方・レシピについては、遺伝子組み換え食品など食の安全性も考慮されたダイエット・ブログ「おデブ脱出計画♪」を参考にしていただければと思う。「やせるためのダイエット」から、「結果的にスリムになる自然なダイエット」へとアセンションされ、さらに食品・医薬品業界の陰謀解明にも領域を広げられつつある。
もちろん健康のために運動は不可欠であり、特に骨格を支える筋肉を使うことは大事だ。そこは自分でも要改善と認識している。ただ、運動で痩せられるという考えは疑ったほうがいいだろう。









