掲載2010年2月20日
スコットランドの幼女虐待の意味
最近、デービッド・アイクがホームページで派手にキャンペーンをしているので、何だろうかと思って内容を追ってみた。スコットランドで、社会的地位の高い連中がグルになり、ダウン症の幼女を虐待していたという話である。これは、まさに遠い国の話であるが、もしかするとイギリスの中央政界まで影響する事件になるかもしれない。また、西洋の闇の部分、世界支配ネットワークが具体的にどうやって構築されているのかを知る上で貴重な情報になる可能性がある。
以下に事件の概要のわかる『UKコラム』の記事を翻訳したが、いきなり記事だと分かりにくいので、概要を書いておく。スコットランドの行政や司法組織がよく分からないので、訳語が適当でないかもしれない。更に本来、正義を守る立場の人が、逆のことをしているので、余計に分かりにくい内容になっている。
(概要と補足)
・スコットランド北東部の都市アバディーンでの事件。アバディーンは、「花崗岩の町」、1970年代以降は北海油田の町として有名。人口21万で、エディンバラ、グラスゴーに次ぐスコットランド第三の都市である。
・ 犠牲者はホーリー・グレイグというダウン症の女の子(現在は30歳)で、6歳から10年間虐待を受けていた。虐待していたのは父親も含む地域の有力者グループ(警察・司法関係者、教育・社会福祉関係者など)だ。2000年の夏(20歳)に初めてその事実を母親に打ち明け、母親が警察に訴えた。
・ だが地元のグランピアン警察署は殆ど調査しようとせず、地方検察官のアンジョリーニ(当時。現在スコットランド検事総長になっている女性)も事件を長引かせるだけで、逆にホーリーを精神病扱いにして施設に入れようとした。マスコミは黙殺した。ホーリーと母親はイングランドに移住を強制され、父親とその兄弟のグレッグはポルトガルに移住した。なお、二人の移住は、2007年5月にポルトガルで発生したマデリン・マクカーン(Madeleine McCann)失踪事件と不気味にタイミングが一致している。
・ 2009年、一部のメディア(the News Of The World )がこの事件を取り上げ話題が再燃。同年4月、誰も犯人が起訴されていない(公式には犯罪になっていない)のに「犯罪被害補償局」(Criminal Injuries Compensation Authority、イギリス法務省の一部)が、13,500ポンド(約200万円。口止め料?)をホーリーに給付している。現在『UKコラム』のジャーナリスト、ロバート・グリーン(63歳)が先頭に立ち、正義を求めている。
・ 今月12日、ホーリー事件を人々に訴えようとアバディーンに乗り込んでいたロバート・グリーン(この問題を単一主張として国会議員選挙に出るつもりだった)が、「治安妨害」ということでグランピアン警察署に逮捕、地方裁判所(シェリフ)に拘留された。それで、アイクらが、電話での抗議運動等を呼びかけていたが、現在は釈放されている。

幼児強姦犯を守る政府
Child Rapists Protected By The State

blip.tvは、レヴィ&マクレー法律事務所のコーラム・アンダーソンから脅迫状が届いたため、ロバート・グリーンのビデオを削除した。この法律事務所は、アンジョリーニ個人のために動いているのか、スコットランド検事総長としてのアンジョリーニのために動いているのかコメントするのを拒否している。また、国庫から活動費が出ているのかどうかについてもコメントを拒否している。
このため、残念ながらYouTubeに掲載となり、10分毎に分割しなければならなかった。
アンジョリーニがわざと時間稼ぎをしたのは、今回のケースだけではないようだ! (参考)Ms Angiolini has dragged her feet!「アンジョリーニは、わざと時間稼ぎした!」(英国・テレグラフ)

本誌の2009年10月号(印刷版)の「少女の性的虐待を隠蔽したBBC」という記事で、ダウン症の少女ホーリー・グレイグ(Hollie Greig)のショッキングな体験のことを報告した。彼女は10年もの間、スコットランドのアバディーンの小児性愛組織から恐怖の虐待を受けた。BBCは、ドキュメンタリーを計画・調査し、ホーリーの証言の信憑性を確認したにもかかわらず、急に打ち切った。警察も、有資格の医療専門家も、ホーリーのことを正直で証言能力があると言っていることは、強調しておきたい。

ホーリーは、6歳の頃から、父親のデニス・チャールズ・マッキーの性的虐待を繰り返し受けていた。その後、この父親は、長年アバディーンで活動している小児性愛グループ「スウィンガー」のギャングと娘を共有し始めた。他にも7人の子供が犠牲になっており、それぞれの身元は判明している。ギャングには有力なコネがあり、効率的に組織されており、全く冷酷無情であることは間違いない。更に恐怖なことに、スコットランドの有力層の中でも「高い地位」の人間がギャクグを守っている。
2000年、怯えるだけで沈黙していた14年間の後、ホーリーはようやく母親のアンに虐待のことを話した。虐待者の氏名とおぞましい詳細を付した正式な供述書は、グランピアン警察署に提出されている。その中には、スコットランドのシェリフ(Sheriff、スコットランドの地方司法行政組織)の上級役人、警察官、ソーシャル・ワーカー、看護師、弁護士、会計士、消防職員〔火災保険会社員?〕、既婚者他がいた。これらの個人宅(シェリフ役人の姉妹宅を含む)で強姦が行われたこともある。他の子供たちも巻き込まれたこともある。小児性愛者自身の子供たちも含まれる。
ホーリーと7人のぞっとするような話が、ここ数週間で新たな展開を見せている。問題なのは、小児性愛者の虐待を示す圧倒的な証拠があるにもかかわらず全面調査しようとしないグランピアン警察、スコットランド有力者たちの黙殺の壁である。
『ザ・ファーム』(スコットランドの法曹界誌)、アバディーンの『プレス&ジャーナル』など、スコットランドの一般メディアでもいくらか報道はされているが、このスコットランド史上最悪規模の小児性愛スキャンダルのことをメディアは殆ど報道していない。マスコミの黙殺の黒幕はスコットランド検事総長(Lord Advocate)である。彼女が2000年にアバディーン地方検察官( Procurator Fiscal)をしていたとき、本件を闇に葬ったと言われている。これは、15人の凶暴な強姦ギャングとともに名前の挙がった、小児性愛組織で最も有力なメンバーであり、彼女の仕事仲間であるシェリフを、調査の対象から外すためだったのだろうか?
そのスコットランド検事総長エリッシュ・アンジョリーニ(Elish Angiolini)は、すべての刑事告発を担当している。彼女は、一般民衆から警察の全面的な捜査を求める声があがると、即座に対応して、公表しないよう圧力をかけたという。その後、『ザ・ファーム』は、相当な脅迫を受け、謝罪記事を出した。その後間もなく、アバディーンの『プレス&ジャーナル』は、本件のことを正確に伝える記事を出し、個人を特定しない形で、シェリフや警察官のことにも触れた。だが、アンジョリーニの名前は記事に出ていなかった。

本件でアンジョリーニが果たした役割について、最近になって新たな嫌疑が持ち上がっている。彼女が民間の法律事務所「レヴィ&マクレー」を使って、スコットランドの主要なマスコミ編集者に警告文書を出し、彼女が本件に関与したことを少しでも書いたなら法的措置を取ると脅したというのだ。ホーリーのために正義を通そうとして直接動いている多くの人々も、一般の人々も、疑念と怒りで一杯だ。有力層の重要人物の多くは、犯罪調査と裁判の仕事に直接携わっているわけであるが、まさに当の彼らが結託してスコットランドの人々から事実を隠し続けているのではないかと、ますます多くの人が思い始めている。圧力に負けずホーリーのために調査や運動をしている人は、検事総長の行動を証明する証拠、そして、どのような理由にせよ、ホーリー虐待事件との関わりについて彼女が執拗に全体事実を告げない証拠も持っていると強調している。
この法律事務所の社長ピーター・ワトスン(この訴訟の責任者でもある)は、事務所の報酬を、アンジョリーニ婦人個人に請求しているのか、スコットランドの納税者の金で払われているのか、コメントを拒否したと解釈されている。
アンジョリーニ婦人の事務所は2009年12月に、「証拠不十分」のため本件を追求しないことを決めた。私立探偵とリサーチャーが作った補強証拠によれば、ホーリーを除けば、名前の挙がった24人の虐待者と犠牲者の一人としてグランピアン警察の尋問を受けてないことが示されている。
これは、最初にこの犯罪と加害者のことが報告された2000年のパターンの繰り返しだ。その当時、警察はギャングの内、一人(ホーリーの父親)だけしか聴取していないことを、後で認めている。
何年も論駁し続けた結果、ようやくロバート・デービッド・グレイグ(ホーリーの母親の兄弟)の検死報告書を検察庁(Crown Office)からリサーチャーが入手できたことを本誌は確認している。ロバートは、1997年に奇妙な自動車火災で死亡している。目撃者の証言と状況が大きく矛盾しているにもかかわらず、審理は行われなかった。死因は正式に煙の吸引だとされた。
検死報告によると、ロバートの頭蓋骨には相当の損傷があり、肋骨が二本と胸骨が折れていた。非公式であるが専門の医師の意見では、ロバートはひどく殴られ、アルコールを口から押し込まれた後に、炎上している車両に投げ込まれたということだ。
ここまで当時は分かっていなかったが、ロバートの不可解な死の直前に、父親がホーリーを性的虐待しているところをロバートが発見したことがあると、2001年にホーリーが母親に話している。
ホーリーだけでなく、イングランドや南ウェールズの小児性愛の犠牲になった弱者のために正義を求めるキャンペーンは、ただ継続しているだけでなく、激化している。怒った市民が、ギャングの全氏名の書かれたリーフレット(特殊学校の校長の名前もある)を持ってアバディーンに押し寄せている。アバディーンの地方議員も地元選出国会議員にも注意喚起しているが、ほとんど反応はない。ホーリーの虐待に関する限り、有力層は沈黙を維持するよう示し合わせているようだ。社会で最も弱い人間に対するショッキングな犯罪に対し、一体誰が立ち向かう勇気と常識を備えているのだろうかと、アバディーンの多くの人々は疑問を感じている。国会議員でも地方議員でもないことは確かだ。
本誌のボランティアのところに、要介護など弱い子供たちに対する小児性愛と性的虐待の証拠が続々と押し寄せているが、ボランティアたちは、その数の多さと内容にショックを受け続けている。犠牲者とその支援者に共通しているのは、国会議員からも、地方議員からも、司法や警察、どの公務員からも本当の助けを得られていないことだ。多くの場合、「黙殺の壁」が築かれ、しばしば犠牲者への脅迫も伴うという。
最近、本誌に個人的に話してくれた警官によると、警察内部でも小児性愛の調査に関しては上層部から突然中止するよう命令されたことがあるという。その警官が言うには、「もし本当に小児性愛者を捕まえたいなら、ウエストミンスター〔国会議事堂、バッキンガム宮殿、官公庁などがあるロンドンの中心部〕を調べないといけない」と付け加えた。この言葉の意味を考えると恐ろしいことだ。国の政治指導者も小児性愛組織なのか?教育や福祉に責任ある政治エリートたちが?そうであれば一般国民が、目を開いて、この悪に立ち向かうしかない。断固として。
(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)

訳者メモ
「小児性愛(ペドフィリア)」は、弱者を支配する喜びであるとか、成人と付き合うことができない人間とか、自身が幼少期に虐待を受けた人が成人して加害者になるとかといった説明がされる。確かに日本で発生している幼女対象の犯罪はそうかもしれないが、このスコットランドの加害者は、あまりにもイメージが違っている。「異常な性癖」として片付けてよいことなのだろうか?
私は、これは悪魔教の儀式だと思っている。仲間内の結束を固める儀式だ。反社会的で凶悪な行為を共有することで、絶対的な信頼関係を築くこと(互いに弱みを握るという言い方でも良いだろう)が目的ではないか。まさにその固い結束で、事件を闇に葬り、黙殺しようとしているではないか。
デービッド・アイクなら、その辺をさらに突っ込んで、グローバル・ネットワークの悪魔儀式の暴露につなげてくれるかもしれない。表面的には、別々の国、別々の政党、競合する企業等の様々な組織に散らばっていながら、裏でしっかりと結束できている秘密の暴露である。
あと、ホーリー・グレイグという名前は、ホーリー・グレイル(聖杯)を連想させる。虐待当時は、離婚前でホーリー・マッキーだったので、深い意味はないかもしれない。

関連サイト
原文 Child Rapists Protected By The State (UKColumn)
UKコラム・トップページ http://www.ukcolumn.org/
ホーリー情報のブログ http://stolenkids-hollie.blogspot.com/
スコットランド法曹界のブログ http://scottishlaw.blogspot.com/
David Ickeのウェブサイト http://www.davidicke.com/








